クロワッサン
数年前、年のせいもあって 体の調子が悪く 末っ子の娘にすすめられて 植物性の物だけを食べるようになりました。いわゆるビーガンになりました。なるべく加工食品を避けて ちゃんとした手作りの食事を取るように心掛けています。しかしながら、たまに贅沢なものが 食べたくなります。
この間 近くのスーパーでビーガンのクロワッサンを見つけました。日本のパン屋さんで売っている 外はサクサク 中がフワフワなクロワッサンというより ヤマザキパンの袋に詰め合わせたクロワッサンという感じでした。それでも 家に帰ってトースターで温めると いくらか外がサクサクしてきました。半分に切ると 中は思ったよりフワフワして プーンと甘いバターのかおりが食欲をそそりました。二つに切ったクロワッサンにビーガンマヨネーズをぬり、レタスと輪切りのきゅうりをのせて出来上がりです。コロナで自宅通勤の家族のランチ作りもすっかり忘れて、さっそく一人でいただきました。サクサクとフワフワなパンの感触、バター(植物性だけど)の甘いかおり、 美味しいクリーミーなマヨネーズとカリカリのきゅうりとレタスがいっぺんに味わえてもう死んでもいいかな と思うほど幸せ気分。この幸せな気分は クロワッサンサンドを食べたせいだけではなく、なつかしい日本の思い出がいくつもよみがえってきたためです。子供達が小さい時 よくバターロールパンにマヨネーズときゅうりそしてハムかウインナーソーセージを使ってランチを作りました。そんな日本の日常生活の思い出につながる味でした。
こんなささやかな事で 喜んでいる自分は本当に単純な人間だなあと苦笑いしました。人種差別問題、経済問題 医療機関改善問題 コロナ そして 政治問題 など特に今のアメリカは暮らし難い状況です。だからこそ こんな単純でも幸せなひと時があったことをとても感謝しています。
今度は 家族の分も用意します.…